ナポステの話
お久しぶりです。
7月9日、待ちに待ったイベントに行ってきました。
なんとなくの備忘録ですが、お付き合いいただければ。
まずは声優とアニメのオタクのわたしが何故
実況者に浸かり始めたのか経緯をさらっと紹介します。
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コロナ真っ只中の去年春〜夏頃、ふと幼少期死ぬほどやり込んだハム太郎のゲーム画面を見たくなり、
検索したところ実況動画が引っかかり
暇つぶしに見始めたのがそもそもの始まりでした。
そのハム太郎ゲー実況をしていた「蘭たん」という実況者の饒舌達者な"ワードセンス"と"語り"にドが付くほど魅了され、
その後の「ぼくの夏休み2」、「龍が如く10」など次々に投稿されていく実況作品を視聴する度に
実況者「蘭たん」についてどんどん興味が向いてしまった私は、
蘭たんがリーダーをつとめる、実況者4人グループ「ナポリの男たち」(通称:ナポ男)に行き着きます。
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このままナポ男の経緯まで駄弁ると、さらに前置きが長くなるので割愛しますが、今回はそんなナポ男の舞台(ナポステ)を観劇してきました!
左から
蘭たん🎃すぎる🐼hacci🐧shu3🐍
実況者を舞台化とは?と疑問に思う人が殆どだと思います。550円(:ナポリのリスナー総称)も同じく発表時にハテナマークを浮かべていました。
この舞台の内容については詳しく明かされず、
毎週土曜21時からニコニコ動画内で行われている、ナポ男のch会員限定放送内において、
かつてメンバーが創作した作品やコーナーを舞台上で再創作した【特別回】というざっくりな説明と
舞台で発表される演目の4公演のみを発表したまま
公演日を迎えます。
ナポリの男たちch(ナポリの男たち) - ニコニコチャンネル:ゲーム
控えめだけどトンデモ爆弾を隠し持ったびっくり箱の様な、そんなイメージの彼らに期待を寄せながら、
有楽町・ヒューリックホールにのんびりと足を運んだのでした。
⚠️ここから以下ネタバレふくみます
感想:介護疲れに効く。
ありがとうございます。
偏差値10の感想すみません。
ナポ男のch放送好きな人、怖がらないでマジで観てください。
幸せなあの空間の特別回、この言葉通りの舞台です。
私が彼らを好きな点が、
企画力だったり、常に自分たちの手で創り上げている動画や雰囲気といったところなんですが、
この舞台では彼らの汗水たらして脳から捻り出した企画や創作物が、アクターによって二次的に生まれ変わる瞬間が非常に新鮮で、感動してしまいました。
そりゃ舞台化したらアクターさんに演じてもらうのは当たり前なんですが、ナポ男の企画ってその場限りで終わってしまうのが常なのです。
蘭たんも劇中で、「その作品たちがまた日の目を見ることになるとは…」と驚くほどです。
個人的にも演目の一つである【雄すぎ】が大好きで、舞台化と併せ、作中の前日譚が書き下ろし付きで語られた時にはウワーーーーッ!!!!!なりました。
そして、ナポ男本体不在の舞台にも関わらず、アクターさん・観客が一体となって
「ナポリの男たちの放送」を楽しんでいる空間が
なにかおかしいながらも(笑)とっても幸せでした。
男たち4人が家で収録したボイスを、高音質で劇場で流すという最高の雰囲気づくりに 脱帽しました。
(イスの軋む音やクリック音もそのままノイズ除去せず!劇場に持ってくる!音質もそのまま!!!)
放送を見てる人には分かるような、原作リスペクトな小ネタや演技を挟んでくるのも
オタクごころをくすぐるポイントで、ずるいなあとかこんなん好き…とか
アクターさんに対して鑑賞しながら感謝を述べてましたもんね。
例えばスパムとか、うわばきとか、蘭たんのシンジくん口調とかね。
(たいていのオタク、共通語という内輪話が実は大好き)
そして、ch放送で欠かせないナポリの楽曲たちに関しても良いチョイスで…良いタイミングで……
オープニングの目に塩が〜!と
カーテンコールの「涙、塩分、マルゲリータ…」は本当にアアアアアア私の大好きな時間(滝涙)と、思わず心が揺さぶられてしまいました。
あと「桜坂」も、つい先日のむつーさんcoverを思い出して笑った。
ここで見られた涙塩分も愛らしくてナポ男らしかったのですが、
いつか武道館でまたこんな幸せ空間を見られたらいいなあと次に期待をせざるを得ない舞台でした。
(わからないひとのために後述しますが、ナポ男、楽曲だしてます。はやくDAMに入れて。
主にリーダーの蘭たんが作詞してるのですが
ワードセンスが光っていたり、楽曲自体にもファンがいたりクセ強ですが粒揃いなんです。
よかったら聴いてみてください。
わたしの好きな曲は【KAKUGARI RAP BATTLE】
【CHANGE MYMIND】
→https://youtube.com/playlist?list=PL_gkGY9yqdSvtgH90bCA2LH6eS7Fpryjl )
私にとってはナポリの現場は初めてだったのですが、本人らは絶対現場には居ないのに ようやく会いに行けたという実感がありました。
きっとVチューバーやVOCALOIDのオタクも、ライブに足を運ぶ時こんな感覚なのだろうな。
実体のあるナマモノを応援してきたから得た、新しい感覚なのでした。
あと、ナポ男のチケ取りは舐めちゃいけないということがわかったので今後は活かしていきたいです(遠い目)。